最後の頼みの綱だった気球が飛んでいってしまって、どんなに落ち込んでいるかと思いきや、ドロシーってすごく立ち直りが早いですね。「やっぱり気球になんか乗らないほうがよかった。でもオズがいなくなったのは寂しいわ」って。確かに気球なんて、不安定な乗り物、砂漠を越えられるかどうかも一か八かですものね。無事越えたとしても、どこにたどり着くのかもわからないですし。なんかちょっとオズに対して薄情なような気もしますが…まあしょうがないか、元々大して親しい間柄でもないし。
でも、じゃあこのままこの国で暮らすことにしたのかと思ったら、これまたハズレ。オズの代わりに支配者となったかかしが「このままここで暮らしてくれたら嬉しいんだけど」と言ったら、「いやよ、帰りたいわ」…やっぱり帰ること自体はあきらめてなかったようです。
でも空飛ぶサルたちに「我々はカンザスまでは行けないから」と断られたときも、「じゃあもう帰れないの?!」と嘆くより先に「金の帽子の力を無駄遣いしちゃった!」と叫んでいます。
どうしても帰りたい!!って思いつめるタイプではないようですね?必ず帰れるって信じているのかな?
南の良い魔女グリンダの話をきいて、一同、南へ旅立つことにします。もう願いはかなったかかしと木こりとライオンも、「ドロシーのために」ついて来てくれることになりました。ドロシー、それに対しても「ありがとう、親切ね。でもできるだけ早く出発したいわ」と、自分の言いたいことはちゃーんと言っています。いい性格ですよね〜。「そんな…悪いわ。みんなにはもうその必要はないんですもの。これ以上危ない目にあわせるわけには行かないわ」な〜んて謙虚な言葉がでてくることはないんですかね?そんなことをごちゃごちゃ考えるような人はトリコシ村とかに入れられちゃうのかな??(^^;)
そうそう、オズシリーズで作者がいいたかったことの一つに「みんなそれぞれ違うからいいんだよ。他人と違うってことはすばらしいことだよ」というのがあると常々思っているのですが、それが第1作目のこの章にも出てきました。かかしに治められることになったエメラルドの都の人たち、「詰め物をした人間に治められている都は他にはないだろう」と自慢に思っています。普通に考えれば"大魔法使いオズさま"の後が"かかし"だなんて、かなりレベルダウンだと思いますけどね〜。いいんですね。ユニークであるかどうかがポイントなんですから。
【“Chapter18:Away to the South”の続きを読む】
- 2005/01/19(水) 23:24:04|
- オズの魔法使い|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0