オズシリーズ読破!

オズシリーズを1章ずつ読んでいきます。

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The Land of Oz: まとめ

2冊目、終わりました!

何年かかってるんだか?って話ですが、再開してからは、けっこうあっという間でした。
この何年かの間に、少しは読むスピードがあがったかな?

魅力的なキャラ満載のこの作品、とても楽しく読めました。

モンビになんとなく肩入れしながら読んでしまう自分にびっくりしました。(^^;)
えぇ、モンビは本当は悪い人じゃないんですよ、きっと。(ほんとかなぁ…?(^^;))

あと、ムシノスケの服が、ほんとにヘンテコリンなコーディネートなんだなぁって、あらためて思いました。まあ、学問を追求する人って、そうなりがちですけどね(^^;)

次はOzma of Oz。これまた楽しみです。
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  1. 2009/11/29(日) 22:07:09|
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Chapter 24:The Riches of Content

ジンジャーは、モンビがグリンダに敗れたことを聞いたらすぐに降伏するかと思いましたが、なかなかしぶといですね。グリンダの力を知らなかったのでしょうか?門にかんぬきをかけたら安心して、のんびりハンモックに寝ころんで読書とは!グリンダ隊はそんなジンジャーの両手に頑丈なくさりを巻きつけます。容赦ないですね。

家事にてんてこまいだった男たちはそれっとばかりにエプロンを投げ捨てる…それはわかるのですが、女たちも自分たちのもとに家事が戻ってきたことに大喜びというのが、「ああ、そうかもな」と思って、面白かったです。自分でできることは人に頼むより自分で思う通りにやりたいものですよね。

反乱軍は解散。ガンプも再びバラバラになり…ソファは応接室に戻されて…でもあのソファ、長い旅をしてきて、さぞかしあちこち汚れたり傷がついたりしているだろうと思うのですが…いいのかな?応接室に戻して??(^^;)

ムシノスケは文部大臣に、かかしはウィンキーの大蔵大臣に。ジャックは、えーと、いなくなっちゃったことになってるのかな?

オズマはもうすっかりオズマです。「あなたがたは満足という一番の財産をもっているのです」なんて言ってます。こんな"お利口な"ことを言うなんて、昔読んだ時は、元気なチップが消えちゃったみたいに思って、悲しかったのを覚えています。

ジンジャーも許されて自由になったし、モンビも老後の面倒を見てもらうことになってるし、どっちを向いても、めでたしめでたし、ですね。どうもジャックのことが気になりますが…(^^;)
  1. 2009/11/29(日) 21:57:21|
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Chapter 23: Princess Ozma of Oz

23章の最初のNeillの挿絵、どう見ても、グリンダとオズマがキスしているようにしか見えないんですけど??なんだろう、この絵は???

そういえば、昔、グリンダの軍隊が少女ばかりなのは、グリンダが少女に対して、えーと、そのう、度を超えた愛情を感じるから(こういう書き方でいいかしら)なのではないか、というのを読んだことがありますが、それって、ここからきてたのかなぁ??

ま、とにかく。

いよいよ、オズマ姫の登場です。

ここの場面、昔から大好きです。

ずっと男の子として育ってきたチップが、いきなり「あなたは実は女の子で、オズのプリンセスなのよ」なんて言われて、「わー!そうだったんだ!やったー!」なんて思うはずがないです。

「そんなのいやだ。僕は女の子なんかじゃない!王位なんか知ったことじゃない。プリンセスになんかなりたくない!」って思うの、当たり前ですよね。

そう言っていたチップが、いよいよ呪文でオズマに戻るとき…オズマに戻ったときの反応、ここがいいんです!(^^)

いつまでも「こんなのいやだ!」と言ってるのもオズマらしくなくて幻滅ですし、かといって「私はこれからオズマとして生きていきます」みたいに急にしおらしくなっちゃうのもヘン。

かわいらしいはにかんだ様子で「今までどおり、仲良くしてくださいね。私はただ、変わっただけですから」っていうの、すごくすごく気に入っています。

オズマの「トルマリンのようなくちびる」っていうの、どんな色なんだろうと思って調べてみたのですが、よくわかりませんでした。私、トルマリンって、なんだかよくわからないけど、緑色っぽいイメージを持っていたのですが、実際には、いろいろな色があるらしいです。ここではくちびるの色なのですから、ピンクとか赤のつやつやした色っていう意味なのでしょうね。
  1. 2009/11/29(日) 20:45:47|
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Chapter 22: The Transformation of Old Mombi

グリンダをまんまと出し抜いたモンビは、ここでさっさと逃げてしまえばよかったのです。ただの幸運を自分の実力と勘違いしたのが運のつき。あっさりグリンダに見破られてしまいます。もともと実力には天と地ほどの差があるのですから、当たり前なんですよね。

それでもグリフィンに変身してなんとか逃げおおせようとしますが、グリンダはなんと自ら木挽き台の馬を駆って追いかけてきます。意外に行動的なんですね、グリンダって。(^^)

疲れ知らずの木挽き台の馬からは逃げ切れるはずもなく、砂漠でつかまってしまうモンビですが…よく考えると不思議です。グリフィンって、たしか翼がありますよね?飛んで逃げればよかったのにね?ガンプだって追いつけなかっただろうし。なぜ飛んで逃げなかったのか…謎です。

そうそう、原文を見て驚いたことが一つありました。モンビを捕まえるのにつかった金色の細い糸ですが、ハヤカワ文庫では「帯から一本の細い金色の糸を引きぬくと」となっています。「帯から」です。それが原文では「from her girdle」。そう、"ガードル"です。一瞬、「え?グリンダも実は体形にに悩んでいた?補正下着をつけていた?」と、本当にほんの一瞬ですが、思ってしまいました。(^^;)「帯」っていう意味もあったのかな?と調べてみたのですが、いまひとつよくわからない…

で、あれこれあれこれ見ていたら、どうも、中世の「ガードル」っていうのは、こんなものだったらしいです。

http://www.ancientcircles.com/jewelry/medieval/index.html

これならイメージにぴったりですよね。よかったよかった。(^^)

  1. 2009/11/29(日) 00:46:43|
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Chapter 21: The Tin-Woodman Plucks a Rose

グリンダの軍隊は、本当に訓練が行き届いているようです。よく手入れされた装備、迅速な行動。はっきりとした記述はありませんが、人数も相当数いるようです。楽隊までいますしね。エメラルドの都の軍隊とは大違いですね!

グリンダはここでは輿に乗って移動しています。いつもの白鳥のチャリオットじゃないんですね。車輪がついているわけではなく、12人の人間に担がれての移動です。さぞかし揺れて、乗り心地が悪かったでしょうね。もしかしたら、オズの魔法使いがいたころ、グリンダがエメラルドの都に攻め入れなかった理由の一つがこれだったりして?(^^;)

で、そんなグリンダの輿の上を、かかしたちが乗ったガンプが飛んでいきます。普通、頭の上を飛ばれたら、なんか気分悪いですよね?かかしたちは全く気にしてなさそうですが、実はグリンダ、いやだったんじゃないかなぁ?

そして、グリンダさん、ふと、ガンプの楽々と飛んでいる姿を見て、「これだ!」とひらめいたのかも?!で、次からは空飛ぶ白鳥のチャリオットにした…とか。(^^)

モンビの身代わりにされたジェリアちゃんはかわいそう。本当のことを言ったら殺すと脅されていたなんて。ここでもまだ「オズで人は死なない」ことにはなっていないのですね。

モンビはなかなかしたたかです。だてに年はくってません。グリンダにも見つけられないなんて。やるなぁ。

ブリキの木樵りのブリキの体には、ボタンホールがあったのですね!細かいなぁ。さすがクー・クリップの職人芸!ですね。磨きにくそうで、そこからさびてくるんじゃないかと心配ですけど。(^^;)

ブリキの木樵り、花好きだそうですが、花を手折ることは全然平気なようです。この人の価値観、いまだつかめません…。

そうそう、白は魔法使いの色だっていう設定、ちゃんとここでも活きていましたね。グリンダの軍隊は真紅のテントでしたが、グリンダのテントだけが白でした。

でも、ジンジャーがグリンダにつかいを出すところ、白旗を上げながら行きましたね。この白旗はもちろん魔法使いの色を表しているわけではありませんよね。戦闘の意思がないことを示すのに白旗を揚げるのは、オズの国でも広く知られているのですね。

少し調べたところ、ハーグ陸戦条約(1899年)で、「白旗を掲げて来た者を軍使と規定する」と定められているようです。
  1. 2009/11/28(土) 23:42:45|
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Chapter 20: The Scarecrow Appeals to Glinda

一同、カラスの巣から各自気に入ったものを取っています。

しかし、カラスもたまったもんじゃありませんね。いきなり巣に侵入されて、どいてほしがったら攻撃されてさんざんな目にあい、その上、今までため込んだ宝物も持って行かれちゃうんですから。(^^;)

なんていうか、みんな、ちゃっかりしてますね。転んでもただではおきないというか。
あ、でもニキディク博士のネガイグスリはカラスの巣においてきてしまいました。
そう思うと、まあ、とんとん、ってことでしょうか??(^^) カラスたちは使えないでしょうけど。

ネガイグスリを忘れちゃったのは、もったいないですね。でも、二錠目で「正しい方向にいけるように」と願うなら、最初から「グリンダの城にみんなで無事につけるように」とか願えばよかったのにね?それを言っちゃあおしまいよ、ですけどね。(^^)

さらに言うなら、「ジンジャーから王位を取り戻して」なんてのも、頼んだらどうなったのかな?そういう"面倒"が起こらないように"忘れてきた"のかもしれませんね。

で、無事にグリンダの城につきますが…グリンダの美しさについての記述は特にないんですね。庭園や玉座については書かれているんですけど。

グリンダの軍隊が訓練がいきとどいているのも、ミョーに気になります。このオズの国で、なんでかなって。敵(もしくは仮想敵)は誰なんでしょう?それともカドリング人は(意外にも)まじめ人ぞろいなだけなんでしょうか?(^^;)

あ、いや、仮想敵はオズの魔法使いだったのかも?何でも書いてあるグリンダの本、「私のスパイが調べたことを書いてある」なんて言ってます。

で、怪しいことを三つみつけた、とみんなに報告するグリンダなのですが…このグリンダの発言って本気なの?それとも、先生が生徒に対して「さあどうなのかな?」って考えさせるためにわざと言うように、グリンダも、自分は答えが分かっていたけど、わざとみんなに考えさせたのかしらん?どうも後者のような気がします。グリンダが本気で「豆をナイフで食べてた」ことや「片足をひきずっていた」ことを怪しいと思ったとは思えないんですよ…キャラ的に。そのあと、「では、どうして魔法使いはモンビをこっそりと3回も訪ねたのでしょう?」って…これってやっぱり誘導じゃないですか?(^^)

チップはどうしてもどうしても、モンビのことが嫌いなんですね。悪口ばかりです。親の心子知らず、ですなぁ…(いや、どうしても、モンビはチップを憎からず思っているとしか思えないんですよね、私)

そしてついにグリンダの出陣です。
モンビとジンジャー、あやうし!
…って、私はどっちの味方なんだって話ですが。(^^;) 【“Chapter 20: The Scarecrow Appeals to Glinda”の続きを読む】
  1. 2009/11/20(金) 20:16:30|
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Chapter19: Dr. Nikidik's Famous Wishing Pills

ブリキの木樵と木挽き台の馬の活躍で、なんとかカラスたちを追い払ったものの、かかしのピンチです!中身が全部なくなってしまったんですから。カラスたちの集めていたドル紙幣で急場をしのいだものの、やっぱりなんかヘンですよね。あの素朴なかかしくんの中身がドル紙幣だなんて!

文の中に「胴体部分には50ドル紙幣、100ドル紙幣、1000ドル紙幣が詰められました」っていうのがあるんですが、1000ドル紙幣って見たことあります?私、聞いたこともなかったです。早速Wikiで調べたところ、わかりました。

かつては500、1,000、5,000、10,000ドル紙幣が流通し、主に銀行間の決済などに使われていたが、1945年(シリーズ1934B)を最後にこれらの高額紙幣の製造は中止され、電子的な決済システムの出現で必要性がなくなったため、1969年に流通停止となった。


なんだそうです。だから、この「虹の国」の時点では、ほんとにあったんですね。それにしても10000ドル紙幣まであったとは!でもそうか、オンラインシステムなんてものも、なかったわけですしね。風に飛ばされて、一枚がひらひら~なんてことになったら大変でしたね。(^^;)

例の二とびで数える件、解決したのは、木挽き台の馬でした。かかしでもムシノスケでもないところがいいですね。(^^)現実でもこういうことってありますよね。詳しい人がさんざん考えて悩んでいることを、ふらっと首を出した部外者がポンと解決してしまったりすること。かかしくんだって、悔しい気持ちもあったでしょうに、「おそれいりました」とちゃんと敬意を表してます。偉いなぁ。なかなかできないですよね。いや、それともほんとに芯から「すごいなあ」と感心したのでしょうか?それはそれでまた偉いなぁ。

でも、昔も思いましたけど、この解決方法、これでいいの?とちょっとごまかされた気分になります。英語ではこれでちゃんとつじつまがあってるのでしょうか?やっぱり「えーそんなのあり~?」って思いながらみんな読んでるのかなぁ?

ムシノスケは、ほんとはいいやつなんですよね。ネガイグスリだって、あんなに痛がったチップを見た後で、「私しか飲めるものがいないなら、飲みましょう」って飲んでくれるし。ただねぇ、言葉遣いでずいぶん損をしてますよね。(^^;)なんていうか…一言多いんですよね。本人に悪気がない分、始末に悪い。悪いやつじゃないんだけどなぁ。
  1. 2009/11/15(日) 20:23:23|
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Chapter18: In the Jackdaws' Nest

Jackdawって、コクマルガラスっていうカラスなんですね。日本にはいないそうです。ていうか、アメリカにも(^^;)

Wikiの"コクマルガラス"

ガンプはヨーロッパまで飛んだのでしょうか?オズから一晩で飛んだのですから、オズがヨーロッパの近くにあるのか、それともガンプのスピードがよっぽど速いのか??のどちらかですね。(^^)

子供のころの私は、命を吹き込まれたら、みんな、喜ぶものだと思っていました(ピノキオの影響?)。でもガンプはまったく嬉しくなかったようですね。自分の体が元のものとは違う…違うどころか、まったくの"寄せ集め"だったら、誰でもそう思うかもしれませんね。元の種族のものには絶対に会いたくないという気持ち、わかるような気がします。このガンプ、ガンプとして生きていたころは、堂々とした、立派なガンプだったんでしょうね、きっと。

ムシノスケは相変わらず空気が読めずにひんしゅくをかっています。引き延ばされてそんなに間がないのかもしれませんが、言うことが、なまじ学があるだけに、イヤミなんですよね。ジャックはそんな風には思われないのに。ちょっと損な役回りです。

ジャックを傷つけることを言ってしまって、チップに「学のある虫は新しいかもしれないけど、虫の受けた学問は古臭いもんだね」なんて言われる始末。(でもこれはチップもキツいですよね。そこまで言うかって感じ。)さすがのムシノスケもこの言葉で静かになりました。(ちょっとかわいそう。)

カラスの巣の中に落ちた一行。ガンプの羽は壊れてもう飛べない。カラスが戻ってきたら、カボチャ頭のジャックはつつかれるだろうし、ムシノスケは格好の餌になってしまうでしょう。

命の粉入れに使っていたコショウびんが二重底になっていたとは!しかも、その中から、ニキディク博士のネガイグスリなんて代物が出てきます。やった!これでピンチ脱出!…と思いきや、願いをかなえるためには「二とびで17まで数えること」なんていう条件があるのですよね~。上がったり下がったり、どうなる?どうなる?と先が気になる展開です。

そこへカラスたちが戻ってきます!巣に侵入者を見つけると一斉に襲いかかってきました!





  1. 2009/11/13(金) 22:28:18|
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Chapter17: The Astonishing Flight of the Gump

さてさて、ガンプの登場です。

かかしが足よりも頭に命を入れるべきだと主張しなければ、頭には<命の粉>がまわってこなかったようですね。それならただの"乗り物"になってしまいます。頭に命を吹き込んだおかげで、ゆかいな仲間が一人増えました。(^^)(まあ、本人はあまり嬉しくなかったかもしれませんが(^^;))

ブリキの木樵りの仕事はやっぱり確かですね。一作目の「オズの魔法使い」でも思いましたが、彼に任せておけば、まず間違いはないです。

自分の持ってきたほうきをしっぽとして使ってほしいと主張するチップに、「空を飛べばいいんだから、飾りのしっぽなんかなくてもいい」というようなことを言っています。有能な職人的な考えだなぁと思いません?昔は、せっかくチップが持ってきたんだからつけてあげればいいのに、と、ブリキの木樵りが冷たいように感じていましたが、今は、この実用的な考え方がけっこう好きです。

結局、舵になるかもということでしっぽは作られますが。

取るのを禁じられている椰子の葉を、知らずに取ってきてしまった時も、木樵りは、慌てず騒がずうろたえず、「もう取ってしまったんだからどうしようもない。これでここから逃げ出さなくちゃいけない理由が一つ増えたね」なんて言ってます。なんか、かっこいいなぁ。大人だなぁ。

いったん空に飛び立ったガンプですが、チップの命令を聞いて、戻ってきました。命を授けた人が主人ということなのでしょうか。でも木挽き台の馬はけっこう強情ですし、それにカボチャ頭のジャックに命を吹き込んだのはモンビですよ!ジャックはチップのことを「お父さん」なんて呼んでますけど、作った人がお父さんなら、ガンプのお父さんはブリキの木樵りですよね。(^^)

英語に関することで一つ。

チップが「椰子の葉の翼って、丈夫なのかなぁ?」と心配しているのに対し、ブリキの木樵りが
They are as strong as anything we can get. と答えるところがあります。直訳すると「私たちが手に入れられるもの何でもと同じくらい強い」となりますよね。なんだか煙にまかれたような。丈夫だと言いたいのかそうでないのか、このままではわかりにくくないですか?

佐藤さんの訳は「そのへんの、何をもってきても丈夫とはいかないさ」となっています。

程度の低いものと同じくらい○○だ、比較することで、そのものの程度の低さを表すっていうの、学校でたしか習ったんですが、ここにそのまんま出てきたので、ちょっと嬉しくなりました。
  1. 2009/11/10(火) 20:58:19|
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Chapter16: The Scarecrow Takes Time to Think

かかしは冷静にジンジャーの言葉を思い返しています。かかしとジンジャー、どちらの方が正当な統治者なのか、突き詰めると、難しいですね。でもこういう風に冷静に考えられるのは、かかしくん、さすがだと思います。(^^)ぶつぶつ文句をいいながらだったとはいえ、王様の地位、いざとなると惜しくなるのが普通じゃないですか?

王冠がジンジャーには重くないといいけど、みたいなことも言ってます。総じてジンジャーに優しいですね。こういうかかしだったからこそ、のちにジンジャーも心を開いて、仲良くなれたのかもしれませんね?(^^)

一方、ムシノスケにはかなり冷たいです。シチューにしてやるとジンジャーに宣告されたのを、「いい考えだと思うけど」なんて答えてます。ちょっと(かなり)ひどいですよね?

ムシノスケはムシノスケで、ジャックでしばらくは飢えがしのげるとか言い出す始末。こういう追い詰められたときにこそ、人間の本性が見えるってもんですね。

それにしてもなぜ木樵りの小間切れはなぜヤギに食べさせるのでしょう?おなかこわしそうな気がするんですけど。(^^;)

<命の粉>が一回分残っていたのには、ちゃんと意味があったのでした。"頭のいい"かかしくんの面目躍如。(実はめったにないことですけど(^^;))

ジャックは新しい脚を作ってもらって喜んでいます。チップに脚の調子を聞かれて「新しいのと同じくらい、いいですよ」って答えてます。かわいいなぁ(^^)(佐藤訳では「まるで新品同様ですよ」となっています。さすが。うまいなぁ)
  1. 2009/11/09(月) 16:13:47|
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Chapter15: The Prisoners of the Queen

ジンジャー軍は、なかなかうまく、思い通りにエメラルドの都を治めているようです。

男が家事や育児でくたくたになっていて、「女たちはどうしてあんなにやすやすとやっていたのか」とかかしがつぶやくところ。何年か前は「そうよ!家事や育児ってたいへんなのよ!」と、ボームがこういう風に書いてくれたことをちょっと嬉しく読んでいましたが、今は少し考えが変わりました。男だって女だって、今までやっていたのと違うことをすると、やり方はわからないし、失敗も多いし、とにかく疲れるということです。男たちだって何十年も家事や育児をやっていれば、らくらくこなせるようになるでしょう。(^^)

玉座でのんびりキャラメルを食べているジンジャーはかかしたちを見ても余裕綽々。そして一同は反乱軍の計画通り、あっという間に捕虜になってしまいます。

チップ以外の全員に、「死んでもらいますから」と宣言するジンジャー。チップだけはモンビに返さなければいけないことになっているらしいです。モンビは、やっぱりチップに愛情があるんじゃないでしょうか?愛情がないのなら、これ幸いにジンジャーに殺させてもいいと思うんですよね。「あたしの責任じゃないよ」って、いくらでも言い訳がたつんですから。

かかし一行、絶体絶命かと思ったその時、かかしが服に隠して連れてきた野ネズミたちのおかげで、難を逃れます。野ネズミの女王から預かった大事なネズミたち。よかったですね。反乱軍が怖がって逃げてくれて。ほうきかなんかでバンバンたたかれちゃったりしないかと、ちょっとヒヤヒヤしました。(^^;)

ジンジャーもいちもくさんに逃げ出して。強いことを言っていても、こういうところは「女の子」なんですね(^^)
  1. 2009/11/08(日) 19:33:15|
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Chapter14: Old Mombi indulges in Witchcraft

佐藤高子さんの訳は、ほんとにすごいですね。ムシノスケの言葉遊びが、日本語にもうまく反映されています。この章でも、早速出てきてます。 脚を折った木挽き台の馬に、ムシノスケが「馬ってのはね、"骨を折って"調教しなきゃ使い物にならないんです」(ハヤカワ文庫より)と言ってます。原文では「For a horse is never much use until he has been broken」。 ここでのbreakは、馬の馴致をすること。「骨を折って」を入れることで意味も通じるし、言葉遊びも残されています。すごいな~。

でも、次のムシノスケの言葉遊びに全員が不快感を示すのは、なぜだかよくわかりません。horse-and-buggyってやつです。しつこいから?つまらなさすぎるから?なぜなんでしょう?

この次のくだりは、なんだか「大人の英語」って感じですね。遠回しに間接的に話すっていうところが。かかしがこんなに遠慮がちに言うのって、あんまりないような気がします。ブリキの木樵りが斧で他人を脅すっていうのも。ムシノスケ、よっぽど変人らしいですね?(でもそこがいまいちピンとこないところがカナシイですが(;_;))

ブリキの木樵りが野ネズミの女王を呼びだすときに使った銀の呼子笛(silver whistle)。これって、今は亡き西の悪い魔女の持っていた笛でしょうか?オオカミやカラスたちを呼びだすのに使っていた、あの笛?「a silver whistle」とtheではなくaになっているので、「あの」ということではなく単に一つの笛っていう扱いですが…いや、私は個人的にあの笛だと思います。(^^)木樵りが魔女の城で見つけたにちがいありません!みなさんもそう思われません?!(^^)

野ネズミの女王はネズミ語で家来たちに話したので、かかしたちの誰も女王がなんと言ったのかわかりませんでした。オズの中では一つの言葉だけしかないのかと思っていましたが、ネズミは別だったのですね。

モンビは術を駆使して一行がエメラルドの都に戻るのを阻止しようとします。40本の道がぐるぐる回るところは、5作目の「オズへつづく道」の最初で、ドロシーが5本の道で迷うところとよく似ていますね。あれはオズマの術でしたが、もしかしたら、オズマはこのモンビの技を身に付けたのでしょうか?

モンビの火の術には、ブリキの木樵りを除く全員が大慌て。まだここでも「オズでは誰も死なない」っていう設定はないように思えます。

ムシノスケはこの魔法の連続に驚いているようですが、モノシーリイ教授は魔法のことについては何も教えてなかったのでしょうか?<自然界の法則>ばかりで?とすると、モノシーリイ教授は、オズの住人にしては珍しい人ですね。もしかしたら、教授も、外の世界(私たちの世界)からオズに永住した組かもしれませんね。(^^)

ここでかかしの名言が出ます。All magic is unnatural, and for that reason is to be feared and avoided.(すべての魔法は変則である。ゆえにおそれられ、かつ避けられるべきものである。-ハヤカワ文庫より)

なるほどねぇ。魔法がなぜ恐れられるのか、考えたこともなかったですが、こういう理由からなのかなあと納得してしまいました。

野ネズミの女王の道案内のおかげで、一行は無事にエメラルドの都まで帰りつきます。
  1. 2009/11/07(土) 17:35:33|
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Chapter13: A Highly Magnified History

ここ、何回読んでも、なあんかヘンだよなぁ?って煙にまかれたような気になるのですが…magnifying-glassって拡大鏡、ですよね?ルーペのようなものかと思いきや、それをスクリーンに映し出している…ってことは、投影機のようなもの?なのかな? でも、その投影された大きな像が逃げ出してそのまま生きていられるって…え?元の実像はどうなっちゃったの?って…思いますよね??

いや、これは、ルーペだとか投影機だとか、私たちの世界の尺度で考えようとするから、わけわかんなくなっちゃうのかなぁ?モノシーリイ教授は「my famous magnifying-glass」って言ってます。何か特別なものなのかもしれません。おとぎの国オズの話ですからね。例えば、ドラえもんでいうところのガリバートンネル的なものとか(^^)あるいはど根性ガエルのピョン吉…っていうのは例えが古すぎですか…(^^;)

まあとにかく、めでたく大きくなったムシノスケ。あのへんてこりんな服装は、命を救ってやった仕立て屋からのお礼のプレゼントだったことがここでわかりました。そうだったんですね~。うーん、でも仕立て屋さん、余り布で作ったんじゃない?在庫処分にちょうどいいや、ってな感じで。ついつい疑ってしまいます。だって、あのセンスはちょっと…(^^;)

前の章で、馬に乗るべきはジャックじゃなくてかかしなんじゃ?と書きましたが、ジャックは関節が弱いから長い距離は歩けないんですね。なるほど。よく考えてみれば、あんなに重そうなカボチャを木の皮や枝でささえてるんですものね。しっかり首にもささってないようだし。

それにしても木挽き台の馬は口が悪いですね。
  1. 2009/11/07(土) 00:01:28|
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Chapter12: Mr. H.M. Woggle-Bug, T.E.

ジンジャー将軍はちゃんとかかしの行き先を読んでましたね。木樵りと合流すること、お見通しでした。モンビを呼んで、助けを求めます。

ほいほいと二つ返事でやってきたモンビは、早速塔にこもって魔法三昧。かかし一行はすっかり翻弄されてしまいます。

ここで発見したこと!ブリキの木樵りにはブリキのまぶたがあったんですね!細かいなぁ。さすがクー・クリップさんだなぁ。(まだこの作品には出てきてませんけど)

運悪く(まさかこれも実はモンビの魔法?!)、木挽き台の馬がウサギの穴に足をとられて脚を折ってしまいます。

一同がどうしようかと座りこんで思案していると…変な生き物が近づいてきました。ムシノスケ教授の登場です。(まだこの時点では「教授」ではありませんけどね(^^))ちゃっかり名刺も持ってます。ムシノスケ、やるなぁ。(^^)

しかし、あらためて今回、ムシノスケ教授の体のつくりをしっかり読みましたが、「胴体がひらべったくて背中側はつやのあるこげ茶って、それってまるでゴ○○○(書くのがいやなので伏字にさせていただきます)(>_<)我慢して読んでいくと、ほかの特徴は違ってて、ほっとしました。よかった~。

着てる服がこれまた個性的なんですよね~。a vest of white duckって何かな?と思ったら、佐藤高子さんの訳では「白いズックのチョッキ」となっています。ズックって言われると、私は靴しか思いつかなくて…duckというのは薄いキャンバス地をあらわしているらしいです。

googleで"vest duck"を画像検索

で、plushのニッカボッカ。フラシ天(プラシ天と書かれることもあるようです)と訳されるようですが、これってなんだろう?とまたまた検索してみました。インターネットってほんと便利ですね。

英語wikiで「plush」を検索

ビロードの一種で、ぬいぐるみなどに使われるやわらかいふわふわした生地のようです。

なあんかねぇ?絹の裏地がついている燕尾服の下に、ズック地のベストもヘンだし、フラシ天のニッカボッカはさらにヘン…じゃないですか??シルクハットも持ってますしね。

で。ムシノスケの身の上話を聞こうと、すっかり乗り気な一行。

おーい!そんなことしてる場合じゃないんじゃないの?!急いでエメラルドの都に帰る途中じゃなかったの~?!前の章で「Time is precious just now」って言って、急いで旅支度をして出てきたのに~!

でもね、こういうところが「オズ」なんですよね~。(^^)
のんびりとムシノスケの長い話が始まります。
  1. 2009/11/01(日) 22:04:52|
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Chapter11: A Nickel-Plated Emperor

この章はタイトル部分からちょっと気になりました。ニッケルって…ブリキの木樵りはいつもTin Woodmanって書かれてますよね。Tinはスズ。ニッケルではありません。まあ、彼の本名のNick Chopperですけど。

tinとnickelってどう違うのかな?とふと思いました。日本語でいえば錫(スズ)とニッケル。ブリキは正確にはスズをめっきした鋼板のことらしいです。(wikiより)

で、まあ、あれこれ調べたところ、わかったこと。
・どちらも中の金属の腐食を防ぐために使われる。
・スズめっきには下めっきをしないとウィスカと呼ばれるものができてしまうことがあり、ニッケルめっきではそれが起こらない。
・硬度にも違いがあって、スズはとてもやわらかい金属だが、ニッケルは硬い。(コンセントの先にはニッケルめっきがよいが、電子部品のリード線部分には使われない。曲げると割れてしまうことがあるから)

はい、自分でも、私は何を調べているんだ?…って思います。(^^;)

で、オズの話に戻りますが、
皇帝になって、ニックは、より硬度の高いニッケルを使うことを覚えた、と、結局そういうことでしょうか。でも、じゃあもう「ブリキの木樵り」じゃないじゃん!…というツッコミはなし、ですね、はい。


チップが「なんでウィンキーは王国(kingdom)なのに『皇帝(emperor)』っていうのさ」っていうのも、白状しちゃうと実はあんまりぴんときませんでした。王が治めるのが王国で、皇帝だと帝国、なんですよね?でもその違いがなんなのか、はっきり説明しろと言われると…ちょっと調べたけどよくわからなかったです。

日本では征夷大将軍は源氏の子孫となっているのと同様に(?)、皇帝は元をたどればローマ帝国につながるとかなんとか…そんなことらしいですが、興味のある方はご自分でお調べください。(^^;)

でもまあ、素人でもわかるのは、王より皇帝のほうが偉そうな感じ、ですよね。かかしはチップに「彼は王と呼ばれるより皇帝と呼ばれるほうが喜ぶからそうやって呼んでやっておくれ。なにしろ気位の高い男だから」のように言っています。

木樵りって、かかしよりずっと統治者に向いていたようですね。かかしが「つまらんつまらん」とくさっていた間に、善政でウィンキー人の心をしっかりとつかみ、信頼と尊敬を受けているようです。一方で、城を自分好みに飾り立て、自分の体を磨かせ、皇帝としての権利もちゃんと行使しているようです。かかし一行を迎えた時にもどこか威厳がただよっているような雰囲気。大法官に留守中の指示もきちんと出していますしね。

私、子供のころ読んだ時には、たぶんその尊大さがなんとなくイヤだったんだと思います。かかしのほうが偉ぶらないし、いい人っぽいなぁって。でも大人になった今では上に立つ者の大変さも少しはわかるようになりました。国のことより結局は自分のことばかりだったかかしより、国全体をきちんと見て治めている木樵りのほうが、ずっと大人ですね。(^^)

いくら重くても王様のしるしである王冠は決して手放してはいけないと、かかしに助言したのも木樵りです。

さてさて、ブリキの木樵りという強い味方を手に入れた一行は、エメラルドの都奪還のため、再び来た道を戻ります。

かかしくんはその帰り道でも、ほんとに、飾らないというか、気取らないというか。普通、王様と従者と馬が一頭だったら、王様が馬に乗りますよね?しかもかかしなんか、やわらかい足だから歩きにくいだろうに。ジャックに馬を譲って、落ちたり傷ついたりしないように気を配ってやってます。優しいなぁ。
  1. 2009/11/01(日) 18:08:52|
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