オズシリーズ読破!

オズシリーズを1章ずつ読んでいきます。

Chapter20:The Dainty China Country

章タイトルにあるdaintyは"きゃしゃな、かわいらしい"という意味の単語なのですね。たしかに、このセトモノたち、かわいらしくて、壊れやすくて…うーん…せめて床(地面?)だけでもセトモノじゃなく、ふわふわした素材にすればいいのにねぇ?といつも思ってしまいます。

セトモノのお姫様にドロシーが「カンザスにあなたを連れて帰りたい」と言って断られるところがありますが、こういう、読者がいるこの世界とファンタジーの世界オズの国が、実は繋がっているんですよと伝えてくれる場面、私は好きです。オズは私たちの住んでいるこの世界と切り離された異次元や別宇宙にあるものではなく、どこかにある国、なのです。そこがいいんです…よね?

セトモノの国をでるときに教会を壊してしまいますが、ドロシーは「これだけで済んでまだよかったわ。だってみんなあんまりにも壊れやすいんですもの」とさっさと先を急ぎます。あっさりしすぎててびっくりしました。

ドロシーって私が思っていたのより、かなり幼いのかもしれません。11,12歳くらいと思っていたのですが、8,9歳くらい?デンスローの挿絵のドロシーはあまりにも幼すぎると思っていたのですが、案外ぴったりなのかもしれません。
  1. 2005/01/23(日) 22:12:52|
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Chapter19:Attacked by the Fighting Trees

美しいエメラルドの都を後にして、一行はまた旅に出ます。旅の初めはお天気もよく風景もよく、みんなも元気に機嫌よく進むのですが、どんどん進むうちに深い森に突き当たります。あばれものの木の登場です。

木こりが枝を払ってなんとか通り抜けますが…でもあばれものの木だって何も旅人にいじわるをしてやろうと思ってやっているわけではないのに、自分たちの仲間を守ろうとしているだけなのに、木こりくん、容赦ないですね。木が痛がっているのにおかまいなしです。野ネズミの女王を襲っていたヤマネコといい、この木といい、邪魔なものに対しては、哀れに思うことはないのですね。こういうところ、けっこうはっきりしてますね。

でも、だから、木こりがことさらに「私は親切なハートがあるから見過ごしに出来ない」とかなんとかわざとらしく泣いたりすると、なあんかしらーっとしちゃうんですよねぇ…。

いきなり問答無用で枝を切るなんてことする前に、まず話し合ってみたら?なあんて思うのは、私が「和」の国、の日本人だからなのでしょうか?仲間には限りなく優しく、でも敵には容赦なし。もしかしたら、アメリカ人には、この木こりの行動、何も違和感はないのかも?

森を通り抜けた向こうには高いセトモノの壁がそびえたっていました。ここでもまた木こりが木を切ってはしごを作ってくれます。ドロシーたちにとってはもちろん助かることですが、あばれものの木の仲間にとっては、どうでしょうね?少なくとも、歓迎すべきことではないですよねぇ?
  1. 2005/01/22(土) 20:10:09|
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Chapter18:Away to the South

最後の頼みの綱だった気球が飛んでいってしまって、どんなに落ち込んでいるかと思いきや、ドロシーってすごく立ち直りが早いですね。「やっぱり気球になんか乗らないほうがよかった。でもオズがいなくなったのは寂しいわ」って。確かに気球なんて、不安定な乗り物、砂漠を越えられるかどうかも一か八かですものね。無事越えたとしても、どこにたどり着くのかもわからないですし。なんかちょっとオズに対して薄情なような気もしますが…まあしょうがないか、元々大して親しい間柄でもないし。

でも、じゃあこのままこの国で暮らすことにしたのかと思ったら、これまたハズレ。オズの代わりに支配者となったかかしが「このままここで暮らしてくれたら嬉しいんだけど」と言ったら、「いやよ、帰りたいわ」…やっぱり帰ること自体はあきらめてなかったようです。

でも空飛ぶサルたちに「我々はカンザスまでは行けないから」と断られたときも、「じゃあもう帰れないの?!」と嘆くより先に「金の帽子の力を無駄遣いしちゃった!」と叫んでいます。

どうしても帰りたい!!って思いつめるタイプではないようですね?必ず帰れるって信じているのかな?

南の良い魔女グリンダの話をきいて、一同、南へ旅立つことにします。もう願いはかなったかかしと木こりとライオンも、「ドロシーのために」ついて来てくれることになりました。ドロシー、それに対しても「ありがとう、親切ね。でもできるだけ早く出発したいわ」と、自分の言いたいことはちゃーんと言っています。いい性格ですよね〜。「そんな…悪いわ。みんなにはもうその必要はないんですもの。これ以上危ない目にあわせるわけには行かないわ」な〜んて謙虚な言葉がでてくることはないんですかね?そんなことをごちゃごちゃ考えるような人はトリコシ村とかに入れられちゃうのかな??(^^;)

そうそう、オズシリーズで作者がいいたかったことの一つに「みんなそれぞれ違うからいいんだよ。他人と違うってことはすばらしいことだよ」というのがあると常々思っているのですが、それが第1作目のこの章にも出てきました。かかしに治められることになったエメラルドの都の人たち、「詰め物をした人間に治められている都は他にはないだろう」と自慢に思っています。普通に考えれば"大魔法使いオズさま"の後が"かかし"だなんて、かなりレベルダウンだと思いますけどね〜。いいんですね。ユニークであるかどうかがポイントなんですから。 【“Chapter18:Away to the South”の続きを読む】
  1. 2005/01/19(水) 23:24:04|
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Chapter17:How the Balloon was Launched

いよいよドロシーの願いが聞き届けられるときが来ました。オズは気球を作って、空からドロシーを送り返す作戦に出ました。ついでに自分もいっしょに乗っていくなんて、ナイスアイデア!ですよね。

初めて読んだとき「あーこれでオズの国ともお別れかぁ。あと残っている何章かは気球に乗ってオズと旅する途中の話がいろいろ書かれてるんだろうなあ」なんて思いながら読んでいました。

ところがところが、なんと気球はドロシーを置いて出発してしまうではありませんか!これって、「オズが大魔法使いでなくペテン師だった」と同じくらいの衝撃でした。

どうするの、ドロシー?!頼りのオズもいなくなって、事態はますます絶望的に思えます。
  1. 2005/01/17(月) 21:46:58|
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Chapter16:The Magic Art of the Great Humbug

オズは約束どおり、かかしと木こりとライオンにそれぞれ望みのものを与えます。

これって、どうなんでしょう?昔からすごく不思議なのですが、三人はどうしてこのペテン師を信用できるのでしょうか?なぜみんな満足そうにしているのか、謎です。

悩み事があるときに、実は自分の心の中ではこうしたいっていうのが決まっているんだけれど、誰かにそれを相談して「それでいいよ」ってポンと後押してもらうと気が楽になる、ってことありますよね?そんな感じなんでしょうか?

でも、ドロシーの願いだけは口先だけのごまかしや小細工はききません。子供のころ初めて読んだときに、ドロシーは結局オズに残ることになるのかなあ?と思って読んでいたのを覚えています。
  1. 2005/01/14(金) 19:14:16|
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